記事概要
個人が情報発信しつながりを作るSNSは、共感を生むプラットフォームといわれています。ブランドのマーケティングストーリーの中でも、SNSの機能を「共感認知」の獲得と設定するケースが多くなっています。
本記事では、SNSにおいて共感が生まれる仕組みと、共感認知がいかに購買行動へ影響するかについて解説していきます。
目次
SNSが共感を生むワケ
そもそもなぜSNSは共感を生むのでしょうか。2つの大きな要因を解説します。
情報発信・リアクションができる
SNSは、個人が情報を発信できる場です。さらに個人の発信に対し、リアクションできる場でもあります。これは他のメディアとの大きな違いです。自分で発信したり、誰かの投稿にリアクションしたりすることで、興味のある情報がタイムラインに上がり共感が生まれます。
自分で選別した情報経路を作れる
SNSでは、趣味やライフスタイル、価値観をもとに自分で選別した情報経路(つながり)を作ることが可能です。自分の趣味や興味のある領域のインフルエンサーや友人・知人、企業アカウントをフォローすることで、SNSで流れてくる情報は自然と共感できるものになっていきます。
SNSで広がる「人」を介した情報流通
他のメディアとの違い、注目すべきポイントについて解説します。
h3 他のメディアとの違い
TVCM、雑誌広告、屋外広告、Web広告といったPUSH型の広告では、ブランドが広告枠を使って生活者に向けて情報発信します。
これに対しSNSでは、基本的に人から情報が流れていきます。また、ブランドも生活者個人も発信源となって情報発信をします。よって多くの場合、生活者に届くまでに、ブランド以外の「誰か」が媒介となっているところが他のメディアとの大きな違いです。
形成されるコミュニティ
SNS上では、多様な興味・関心、価値観、嗜好性によって人がつながっていきます。これを「ソーシャルトライブ」と呼びます。
例えば、「オーガニックコスメに関心のある人たち」というくくりでも、下表のようなさまざまなコミュニティ(トライブ)に細分化できます。共感されるポイントが多岐にわたっているともいえます。
ブランドターゲットのコミュニティを捉えよう
生活者はさまざまなコミュニティに所属しています。
SNSマーケティングでは、まずブランドターゲットがどのコミュニティに所属しているのかを把握する必要があります。SNSデータを分析し、細分化することで特定が可能です。
共感認知とは何か
ブランドを認知させ、共感を生むための経路について解説します。
人経由に多い認知パターン
共感認知は、人経由に多い認知パターンといえます。データでも示されている通り、PUSH型の一方的な広告と違い、知っている人やオンライン上でのクチコミは圧倒的に信頼されていることが分かります。人経由の情報は、ブランドの信頼性を高くするのです。
共感・信頼まで獲得する認知
先にも述べたように、共感認知は信憑性の高い情報のもとに発生するので、情報が生活者に接触し認知された場合は、一気に共感・信頼まで到達することが多いでしょう。つまり、共感認知は購買行動までの強い求心力を持っているといえます。
共感認知の獲得のために必要なこと
共感認知が購買行動に強く影響することを説明しました。それでは、共感認知を獲得するためには何が必要になってくるのでしょうか。
共感しやすい経路(コミュニティ・人)を見つける
ブランドが共感されやすい経路を見つけましょう。ターゲットを見極めることでブランド認知が高まります。また、コミュニティ内で影響力のある人を見つけることも重要です。
共感しやすい情報・コンテンツを提供する
提供するものは、共感されやすい情報・コンテンツにする必要があります。その経路ではどんなニーズがあるのかを理解して、提供する内容を検討しましょう。
共感購入の時代に重要なこと
今は、SNSで人を介してブランドを認知し、共感して購買に至るという「共感購入」の時代であるといえます。
個人が情報収集・発信し形成された多様なコミュニティから、まずは適切なブランドターゲットを見つけることが肝要です。ブランドに共感されやすい経路に、共感されやすい情報を提供できれば、購買への大きな力になります。
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