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ナラティブ_01:マーケター目線で確認!情報過多の時代のマーケット構造と生活者行動

記事概要

企業が主体となって発信する情報が思うように生活者に届かない…
これは多くの社内マーケターが抱える悩みです。
実際のところSNSの発達により、企業の発信情報よりも身近な人物の発信情報を信頼する傾向が生活者の中に生まれました。
現代において商品を売るためには、SNSにより変化したマーケット構造に関する理解が必須です。

そこで本記事では、情報過多の時代についてマーケター目線で次の2つを解説します。
・ネガティブな側面とポジティブな側面
・生活者の購買行動

本記事を参考に、現代のマーケット構造と生活者行動を確認し、マーケティング戦略に活かしてみてください。

目次

マーケターの視点|情報過多時代のネガティブ・ポジティブ

まずは、情報過多のSNS時代におけるネガティブな側面となポジティブ側面について、マーケターの視点で確認しましょう。これらを理解せずにやみくもにプロモーション活動を展開しても、コストだけがかさみ思うような効果は得られません。

 

2つのネガティブ|情報流通の困難と炎上リスク

SNSの普及により、個人の接触する情報量が爆発的に増えた現代には、次の2つのネガティブな側面があります。

  • 企業の発信する情報を生活者に届けにくい
  • 情報誤読による炎上が起こりやすい

情報が氾濫するため、企業の発信する情報は他の情報に紛れて届きにくくなり、情報の誤読による炎上リスクや風評被害が起こりやすくなっているのです。

情報流通の困難は深刻です。SNSを介して日頃から膨大な量の情報に接するようになった生活者は、自ずと身近な情報に関心を向けるようになりました。遠い存在である企業から発信される情報が届きにくいのです。

そのためマーケターとしては、生活者が情報接触できる範囲内に、誤読のリスクが低い形で情報を届けていく必要があります。

 

大きなポジティブ|生活者がSNSで商品を選ぶ

情報過多のSNS時代には、上述したネガティブな側面がある一方で、

マーケターにとってポジティブな側面もあります。

それは、生活者がSNSを通じて商品を購入するようになった点です。また、価格やスペックのみで選ばずに、ブランドの持つ思想や社会的影響などの背景をふまえて商品を選ぶようになりました。

そのため、SNSにおける生活者の購買行動に沿うプロモーションを実施することで、次の2つの効果を戦略的に狙えます。

  • SNS発信による商品情報の爆発的な流通とコンバージョン
  • 価格・スペック以外で同業他社との差別化

SNSを起点として爆発的に流行り、想像以上の売り上げを実現した商品の記憶を持つマーケターも少なくないでしょう。こうしたバズるプロモーションを実現するためには、SNSにおける生活者の具体的な行動プロセスを理解する必要があります。以下ではそれを「共感購入ジャーニー」と名付けて解説します。

共感購入ジャーニー

SNSにおけるブランド認知をきっかけに、消費者の行動に変化が出る。

上の画像からわかるように、共感購入ジャーニーは次の6つのプロセスから成り立ちます。

  1. 商品の偶発的な発見
  2. 商品に対する興味・共感
  3. 商品情報のストック
  4. 商品情報を能動的に調査
  5. 購入
  6. 購入後のシェア

ここでポイントとなるのは、共感購入ジャーニーの各プロセスにおいて、生活者の発信した情報が重要な役割を果たす点です。そして最終的には、購入者自らが商品情報の発信者となり、他のユーザーに影響を与えていきます。この連鎖反応に、バズる仕組みがあるのです。

このようにSNSに対して、現代の生活者は商品を知る場としての機能を求め、同時に商品を発信する場としての機能を求めます。つまり生活者は、優れた商品を自らの視点で語りたいというニーズを有するのです。

現代のSNSマーケティングにおける発信情報の理想形について詳しく解説した記事もあるので、読んでみてください。

生活者の購買行動に即した情報流通はspiceboxに!

このように現代のマーケット構造においては、企業から一方的に発信される情報が生活者に届きにくくなっていますが、生活者は身近な人物の発信情報を中心に、これまで以上に貪欲に情報接触を行っています。

spiceboxは、350件以上のソーシャル調査で得た知見をもとに、生活者の購買行動および購買心理を精緻に分析し、ワンストップ型の戦略的なプロモーション施策の実行に強みを持ちます。

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